

| DATA | ||
| 建設地 | : | 埼玉県鶴ヶ島市 |
| 敷地面積 | : | 149.82㎡(45.3坪) |
| 3階床面積 | : | 22.68㎡ |
| 2階床面積 | : | 81.32㎡ |
| 1階床面積 | : | 75.67㎡ |
| 延床面積 | : | 179.67㎡(54.4坪) |
| 構造・規模 | : | 鉄骨造地上3階建 |
| 用 途 | : | 店舗併用住宅 |
| 家族構成 | : | 夫婦+子供+猫 |
| 統括・意匠 | : | 川崎修一+竹下久子: 川崎建築計画事務所 |
| 構造設計 | : | 稲見賢: 稲見構造設計事務所 |
| 設備設計 | : | 星尾智之+間宮浩司: 星野建築設備設計 |
| 施 工 | : | 一之瀬工務店 |
| 価格帯 | : | 坪単価70万円台 |

■都市ストックやスクラップ&ビルドの問題を大げさに語る前に、切実な実際問題として経済的要因が建築の前提条件となる場合が多い。SGHも例外ではなく、経済的要因を前提に、増築という方法を選択した。
■この建築は1965年に木造の店舗併用住宅として完成し、その後1978年に木造部分に鉄骨造の住居部分が増築された。今回の計画は、1965年完成の木造部分を解体し、1978年に完成した鉄骨造の構造体に新たに鉄骨造を増築することになった。
■計画は既存の鉄骨造フレームが現行耐震基準に合致しているかの検討から始まり、既存の構造体の評価を行政がどう判断するかが一番の問題となった、今回特に改修の難しい基礎部分で鉄筋量が現行法規を下回っていたため、新しい構造体の方へ地震力が流れるよう計画し新旧両構造体の水平保有体力の確認まで求められた。その作業はまさにこの建物の歴史をたどる作業となり、その当時の時代背景までもを考える機会となり、建築・構造体の記憶を読み取る作業となった。
■計画は既存の2階建の鉄骨フレームに3階建の鉄骨フレームを増築した。1階を店舗、2・3階を住宅としている。住宅部分はスペースを大きく2分し、一方をパブリック的な空間に、一方をプライベートな空間に振り分けている、現在はまだ夫婦2人暮らしなので、3階部分は吹き抜けと、開放された予備室のままである。つまり、まだ発展途上のままで、2001年の完成となった。1965年に始まったこの建築は2001年の3回目の改修を持ってもいまだ完了せず。今後も成長し続ける発展途上住宅である。